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【ロキソニンパップ】市販薬はあるの?テープ剤との違いも解説します

こんにちは、ユウキ薬局薬剤師の森です。

今回は「ロキソニンパップ100mg」についてお話します。

ロキソニンパップはロキソニンテープ同様、筋肉痛や肩こり、腰痛になどに対して処方される痛み止めの貼り薬です。

ロキソニンパップのジェネリック(後発医薬品)は成分名「ロキソプロフェンNaパップ」+「メーカー名」で表記されます。

ロキソニンパップ(ロキソプロフェンNaパップ)ってどんなお薬?

ロキソニンパップは「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を主成分とする経皮吸収型の鎮痛・抗炎症剤です。

同じ成分の貼り薬ロキソニンテープと生物学的に同等であると証明されているので、ロキソニンパップの効果や副作用などについては、こちらの記事を参考にしてください。

>>>ロキソニンテープの効果や副作用│市販薬の有無や違いを解説します

ロキソニンパップの市販薬は?

ロキソニンSパップ

ロキソニンパップの市販薬は、第一三共ヘルスケア株式会社から発売されている「ロキソニンSパック」があります。

サイズは10cm×14cmのみの1種類で、処方されるロキソニンパップ100mgと同じです。

ロキソニンSパップは第2類医薬品に分類されるのでインターネット通販での購入も可能です。

医療用 市販薬(税込価格)
ロキソニンパップ100mg ロキソニンSパップ(1,408円/7枚)

 

医療用ロキソニンパップと市販薬の違い

医療用のロキソニンテープと市販薬に基本的に違いはありません。

商品名やパッケージが違うだけであり、製造会社が同じで、有効成分や分量、添加物までも同じです。

しかし市販薬は自己判断で使用できるため、ロキソニンSパップには以下のように小児への使用や1日の枚数の制限、使用継続期間の制限があります。

  • 1日あたり4枚を超えて使用しないこと
  • 連続して2週間以上使用しないこと
  • 15歳未満の小児は使用しないこと

テープ剤とパップ剤の違い

テープ剤とパップ剤には、主に貼り心地に違いがあります。

テープ剤の特徴

テープ剤は薄くて伸びがよく、粘着力が強いという特徴があります。

パップ剤と違って粘着力が強いので、激しい運動をする方でも剥がれにくいです。

パップ剤の特徴

パップ剤は厚みがありテープ剤に比べて粘着性が弱く、貼り付けた際に冷たく感じるという特徴があります。

テープ剤と違って剥がしやすく、基材に水分を含むので保湿効果があり皮膚症状が起こりにくいとされています。

テープ剤とパップ剤の使い分け

テープ剤とパップ剤の使い分けは、先程お伝えしたとおり激しい運動をするような方には剥がれにくいテープ剤が適していると言えます。

パップ剤は皮膚症状が起こりにくいとされているので、テープ剤の強い粘着力によって皮膚がかぶれることのある高齢の方などに適しています。

また、パップ剤のほうが貼ったときにひんやりするので、その清涼感が良いという方に好まれます。

まとめ

ロキソニンパップには市販薬で同じ製薬会社が販売している「ロキソニンSパップ」があり、医療用と市販薬で大きな違いはありません。

ロキソニンの貼り薬にはテープ剤とパップ剤がありますが、効果は同じなので貼り心地が異なります。使用する部位、目的に合わせて選びましょう。

市販薬はすぐ購入できて便利ですが、しばらく使用しても症状改善ないようであれば一度病院で診察を受けるようにしてください。

 

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参考文献

ロキソニンパップ100mg (pmda.go.jp)

ロキソニンSパップ(詳細)|第一三共ヘルスケア (daiichisankyo-hc.co.jp)

この記事を書いた人
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薬剤師 森 佑貴

ユウキ薬局代表。保険薬局で薬剤師として5年間勤務した後、零売専門薬局「ユウキ薬局」を開業。現場で薬剤師として勤務する傍ら、「一般の方向け」に「わかりやすく」お薬の情報を届けられるように記事を執筆しています。

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