プロペシア(フィナステリド)は、AGA(男性型脱毛症)治療薬として広く利用されています。
健康診断を受ける際には、医療機関にフィナステリドの服用事実を伝えることが大切です。
この記事では、なぜ申告する必要があるのか、フィナステリド服用時における健康診断の影響について解説します。
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プロペシア(フィナステリド)の概要
プロペシアは、フィナステリドを有効成分とするAGA(男性型脱毛症)治療薬です。
フィナステリドは、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで薄毛の進行を抑えます。
副作用として、性欲減退や勃起機能不全といった性機能障害、肝機能障害が現れる可能性があります。過度の心配は不要ですが、気になる場合は、医師に相談し、適切な対応を受ける必要があります。
フィナステリド薄毛治療に有効なお薬ですが、効果を持続させるには毎日継続して服用することが大切です。
一般的な健康診断において、フィナステリド服用による検査結果への影響は少ないとされていますが、特定の検査項目については注意が必要です。
プロペシア(フィナステリド)服用時の健康診断への影響
フィナステリド服用中は、以下の検査項目について、影響を与える可能性があるため注意が必要です。
- 前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)の値
- 肝機能の値
PSA(前立腺がん腫瘍マーカー)値への影響
フィナステリド服用中の検査において、特に注意が必要なのは、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA値です。
フィナステリドは、このPSA値に影響を与える可能性があり、服用者のPSA値は通常の約半分に低下することが報告されています。
一般的な健康診断ではPSA値の測定はほとんど行われませんが、前立腺がん検診などで調べられることがあります。
そのため、前立腺がんの検査を受ける際には、医療機関にフィナステリドの服用事実を伝えることが必要です。
肝機能の値への影響
フィナステリドに限らず、多くの薬は肝臓で代謝されるため、肝機能への影響に注意が必要です。
肝機能検査では、主にALT(GPT)、AST(GOT)、およびγ-GTPという項目が測定されます。
これらの項目は、肝臓に炎症や損傷があるかどうかを判断するのに役立ちます。
プロペシア(フィナステリド)服用による肝機能障害の副作用はごく稀ですが、服用中に肝機能検査の数値に異常が見られる場合、医師に相談して適切な対応を受ける必要があります。
プロペシア(フィナステリド)服用中は健康診断を受けましょう
フィナステリド錠を服用している間は、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
肝臓の数値をチェック
健康診断により、ALP(GPT)、AST(GOT)、γ-GTPといった肝機能の数値をチェックすることでフィナステリド服用前後の肝臓の状態を確認できます。
これによってフィナステリドの服用を継続しても問題がないかどうかを判断することができます。
一部のクリニックでは、採血を行わずにAGA治療薬を処方することがありますが、定期的な健康診断で肝臓の数値をチェックすることが、安全な治療に繋がります。
健康診断の結果は保管しておく
AGA治療を始めるか検討している方は、特に健康診断の結果を保管しておくことをおすすめします。
というのも、健康診断の結果を保管しておくことで、オンライン診療を受ける際に、採血の代替として利用できる場合があります。
オンライン診療の場合でも、基本的にAGA治療薬の服用を開始する際には、郵送キットなどを利用して採血を行います。
採血キットは5,000円程度の費用がかかりますが、直近の血液検査の結果があれば費用を抑えれ、よりスムーズに診察が受けられます。
>>>なぜAGA治療に血液検査が必要?採血キットが利用できるオンラインクリニックを紹介
まとめ
フィナステリド服用時における健康診断の影響は、前立腺がん腫瘍マーカー(PSA)の値と肝機能の値について注意が必要です。
健康診断を受ける際には、医療機関にフィナステリドの服用事実を伝えましょう。
定期的な健康診断の結果から肝臓の数値をチェックすることで、適切な対応が受けられます。
また、健康診断の結果を保管しておくことで、オンライン診療を受ける際に、採血の代替として利用できる場合があります。
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