市販で買える防風通聖散を紹介！市販薬と医療用処方薬との違いも解説

近年、防風通聖散をダイエットや肥満症改善を目的として選ぶ方が増えています。

防風通聖散は、病院で処方されるものから、ドラッグストアやネットで購入できるものまで様々です。

どの防風通聖散を買えばいいんだろう？と迷っている方も多いと思います。

この記事では、市販で買える防風通聖散の選び方や、医療用の防風通聖散との違いについて詳しく解説します。

_{※本記事で紹介しているクリニックはPRを含みます。}

防風通聖散（ぼうふうつしょうさん）の基本情報

防風通聖散の効果・効能について

防風通聖散は漢方薬の一種で、主に便秘解消や肥満改善を目的として使用されます。

18種類の生薬が内包されていて、主な成分には防風（ぼうふう）、黄芩（おうごん）、麻黄（まおう）、石膏（せっこう）、芍薬（しゃくやく）などが含まれており、これらが相乗的に働いて代謝を高め、体内の余分な水分や老廃物を排出します。

また、新陳代謝を促進することで、体重減少や脂肪燃焼をサポートします。

肥満症のなかでも、内臓脂肪の多い方や、便秘がちな方に適しています。

防風通聖散の飲み方

防風通聖散の用量は1日2～3回、1回あたり数グラムですが、製品や個人の体質により適切な量が異なります。必ずパッケージや処方箋の指示に従い、適量を守って服用してください。

また、効果的な飲み方としては、食前（空腹時）に服用することが最も効果的とされています。

食前に服用することで、食事の消化吸収を助け、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。

防風通聖散の副作用について

防風通聖散は自然由来の成分で構成されているため、比較的副作用の少ないお薬と言われていますが、体質に合わなかった場合、副作用が現れることがあります。

代表的な副作用には、下痢、胃の不快感、吐き気などが挙げられます。

なにか異常を感じた場合はすぐに服用を中止し、医師に相談することが大切です。

防風通聖散、市販薬（OTC薬）と医療用（処方薬）の違いは？

市販薬と医療用の処方薬の違いは、主に２つです。

1. 有効成分の配合量の違い
2. 購入方法の違い

ドラッグストアやAmazonなどで購入できる市販の防風通聖散は、医療用と比べると有効成分の配合量が控えめになっています。これは、安全性を高め、副作用のリスクを減らすためです。

一方、医療用の防風通聖散は、医師の判断のもとで処方されるため、有効成分が高濃度で配合されています。そのため、より強力な効果が期待できる反面、適切な使用管理が必要になってきます。

軽度の症状や予防目的で使用する場合は、市販の防風通聖散でも十分対応できますが、肥満症やメタボリックシンドロームの改善をしっかりと目指す方には、医療用の防風通聖散を選ぶことをおすすめします。

ネット購入などでみる「満量処方」とはどういう意味？

満量処方とは、漢方薬において有効成分が最大限に配合された処方を指します。

満量処方では、各成分がバランスよく含まれており、全体としての効果が最大化されるように調整されています。

防風通聖散の満量処方は、市販薬やネットでも簡単に入手できる一方で、副作用のリスクもあがるため注意が必要です。

防風通聖散の購入方法

防風通聖散の購入方法は以下３つです。

1. 病院やオンライン診療で処方してもらう
2. ドラッグストアやネットで購入
3. 零売薬局を利用する

ドラッグストアなど市販で購入できる防風通聖散おすすめ5選

ここからは、ドラッグストアやネット通販で購入できる防風通聖散を紹介します。

市販の防風通聖散は、漢方薬の味がマイルドになって飲みやすいものや、満量処方のものなど沢山の種類が販売されています。

どれがいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ナイシトールZa【満量処方】

ナイシトールZaは、28,000mgの最大生薬量から抽出された防風通聖散エキス5,000mgを有効成分として含んでいます。

このエキスが、内臓脂肪の分解と燃焼を効果的に促進し、生活習慣による肥満症の改善をサポートします。

おなか周りの脂肪を減少させ、健康的な体重管理を目指す方に特に適した漢方薬です。

ロート防風通聖散錠満量a【満量処方】

ロート防風通聖散錠満量aは、1日あたりの防風通聖散エキス5,000mgを有効成分としながら、1回4錠で服用できるように設計された製品です。

従来の製品と比べ、服用回数が1日2回に減り、仕事や外出時にお昼の服用を忘れる心配が少なくなります。

さらに、錠剤はフィルムコートされており、漢方特有のにおいや味が抑えられているため、漢方の味やにおいが苦手な方でも飲みやすくなっています。

ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒

ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒は、防風通聖散エキス（1/2量）と配合成分量を控えめに調整した防風通聖散で、小さなお子様でも安心して使用できる製品です。

エキス顆粒タイプのため、錠剤が苦手な方でも安心して服用いただけます。

防風通聖散料エキス顆粒クラシエ

防風通聖散料エキス顆粒クラシエは、防風通聖散料エキス粉末を2,850mg含有しており、便秘がちで腹部に皮下脂肪が多い方の肥満症や、肥満に伴う便秘の改善に効果を発揮する漢方薬です。

この製品はエキス顆粒タイプのため、錠剤が苦手な方でも安心して服用いただけます。

コッコアポEX錠

コッコアポEX錠は、防風通聖散が配合されており、食欲を抑えつつ脂質代謝を促進して、体内に蓄積された脂肪を効率的に減らします。

また、便を柔らかくし、自然な排便をサポートすることで便秘の解消にも役立ちます。

コッコアポEX錠には、漢方の風味が気になる方でも安心して服用できるように、フィルムコーティングが施されています。

市販の防風通聖散で迷ったら？選び方のポイント

どれがいいか選べない、迷っているという方は、まずは値段や口コミで比較してみましょう。

配合されている分量などが異なるため値段だけで比較することは難しいですが、服用を続けるためにも買いやすい価格帯のものを選ぶことが大切です。

また、初めて服用する方は最初から満量処方でなくてもかまいません。

お試しで服用したいという方は、値段がお手頃で分量もマイルドになっているものから始めてもよいでしょう。

効果を重視するなら医療用の防風通聖散がおすすめ

効果を重視したい方は、はじめから医療用処方薬の防風通聖散を選ぶことをおすすめです。

医師の診察を受けて処方してもらう必要がありますが、オンライン診療などを利用するとスムーズに医療用の防風通聖散を購入することができます。

ツムラやクラシエなどの医療用の防風通聖散は、有効成分が高濃度で配合されているため、肥満症やメタボリックシンドロームの改善効果を最大限に引き出すことができます。

また、医師の判断のもとで適切に処方されるため、副作用がでた場合もすぐに相談できるため安心です。

ここからは、オンライン診療をおこなっているクリニックを紹介します。

オンライン診療で防風通聖散を購入できる｜DMMオンラインクリニック

_{出典：DMMオンラインクリニック}

DMMオンラインクリニックの防風通聖散は、処方薬になるので成分が高用量配合されている漢方薬になります。

自費診療になりますが、診察代が無料なので実質かかる費用は、お薬代と送料550円のみと安く買うことができます。

DMMオンラインクリニックの医療用防風通聖散の値段は以下の通りです。

脂肪燃焼プラン（防風通聖散）

_{※税込価格表示}

防風通聖散のほかにも、防已黄耆湯の処方も可能です。

医師と相談しながら、ご自身に合う漢方薬を見つけられるのもクリニック処方のメリットです。

DMMオンラインのおすすめポイント

• 診療代がかからない
• 24時間オンライン診察が受けられる
• 続けやすい価格（かかる費用は、お薬代と送料550円のみ）

DMMオンラインでは、診療後、決済完了で当日発送され最短翌日にお薬がポストに投函されます。

オンライン診療は、通院時間が中々取れない方もすきま時間を使って診療が受けられます。

予約の空き状況は、公式ページよりご覧いただけます。

防風通聖散に関するよくある質問

防風通聖散以外にもダイエットに効く漢方はある？

防風通聖散以外にもダイエットに効果的とされている漢方薬はいくつかあります。

代表的なものには、防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）、大柴胡湯（だいさいことう）、当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）などが挙げられます。

関連記事：防風通聖散と防已黄耆湯どっちが肥満効果ある？薬剤師が解説

どのくらい飲み続けると効果がでる？

防風通聖散の効果を実感するまでには、一般的に2週間から1ヶ月かかるとされています。

多くの方は、2週間ほどでむくみや便秘、肌荒れの改善がみられますが、体重減少や脂肪燃焼といったダイエット効果を実感するには、少なくとも3ヶ月程度の継続的な服用が必要です。

ただし、効果の出方には個人差があり、体質や生活習慣によっても異なります。

長期服用して効果が感じられない場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

妊娠・授乳中に防風通聖散を服用してもよい？

妊娠中、妊娠の可能性がある方は、本剤に含まれるダイオウ、無水ボウショウにより流早産の危険性があるため、防風通聖散を服用してはいけません。

また授乳中の方も、赤ちゃんに影響を与える可能性があるため防風通聖散の服用は避けた方がよいでしょう。

まとめ

防風通聖散は、ドラッグストアやネット通販で購入することができます。

防風通聖散の市販薬を選ぶポイントとしては、継続的な服用が大切になってくるため無理なく購入できる価格帯を選ぶことが大切です。

また、長く続けるためにも安いだけでなく飲みやすさを考慮して選ぶと良いでしょう。

効果を重視したい方においては、医療用処方薬の防風通聖散を選ぶことがおすすめです。

医師からの診察が必要になりますが、処方薬は成分が高用量配合されているため、市販薬よりも効果を期待できます。

また、医師の診察を受けることで副作用がでた場合の相談もスムーズになります。

「通院が難しい」「診察時間を取れない」といった場合は、すきま時間に診察を受けられるオンライン診療がおすすめです。

参考資料

ツムラ防風通聖散エキス顆粒（医療用） (tsumura.co.jp)