イソトレチノインは、重症ニキビ治療に非常に効果的ですが、その副作用として「乾燥」がよく報告されています。
特に、乾燥が始まるタイミングや対策、保湿剤の選び方は、多くの方が気になるポイントです。
この記事では、イソトレチノインによる乾燥がいつから始まるのか、その理由と対策、さらに効果的な保湿剤について詳しく解説します。
※本記事で紹介しているクリニックはPRを含みます。
※CLINIC FORの情報提供元:CLINIC FOR
イソトレチノインによる乾燥について
イソトレチノインは、ニキビ治療において非常に効果的な薬ですが、皮脂の分泌を抑制する作用によって副作用として乾燥が発生します。
肌に潤いを与え、外部からの刺激を防ぐ役割を果たす皮脂が減少するため、肌や唇が乾燥しやすくなるのです。
また、乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、かゆみや赤みといったトラブルを引き起こすこともあります。
イソトレチノインの効果を十分に得るためには、副作用である乾燥への対策が欠かせません。
イソトレチノインで乾燥が起こる理由
イソトレチノインは、皮脂の過剰分泌を抑える効果があります。
皮脂は肌の潤いを保つために重要な成分であり、外部からの刺激から肌を守るバリア機能を担っています。
しかし、イソトレチノインの服用により皮脂分泌が大幅に減少すると、肌や粘膜が乾燥しやすくなります。
この乾燥は、イソトレチノインの作用による副作用の一部として発生し、唇のひび割れや肌のかゆみ、赤みなどの症状を引き起こします。
特に、乾燥はイソトレチノインがニキビの原因となる皮脂の抑制を行うために起こる現象であり、治療効果を感じる一方で副作用にも対処する必要があります。
イソトレチノインによる乾燥はいつから始まるのか?
一般的に、イソトレチノインの服用を始めてから数週間で乾燥症状が現れ始めます。
ただし、乾燥の程度や始まりのタイミングには個人差があります。
服用量や元々の皮脂分泌量によっても異なります。
特に、もともと肌が乾燥しやすい人や皮脂分泌が少ない人の場合、早い段階で乾燥を実感する傾向があります。
最初に現れやすい症状として、唇のひび割れ、肌のかさつき、赤みなどが挙げられます。
早めに対策を行わないと乾燥が進行し、肌のバリア機能がさらに低下してしまうため、服用開始直後から保湿ケアを取り入れることが重要です。
イソトレチノイン服用中の乾燥対策
イソトレチノインによる乾燥は避けられない副作用ですが、適切なケアを行うことで症状を軽減することが可能です。
服用中には、高い保湿力を持つアイテムの使用や紫外線対策など、肌のバリア機能をサポートするための対策が欠かせません。
以下に、具体的な乾燥対策について紹介します。
保湿剤の使用
乾燥対策として、保湿剤の使用が非常に重要です。
イソトレチノインによる乾燥を和らげるためには、高い保湿力を持つアイテムを積極的に取り入れましょう。
特に唇や口周りの乾燥に対しては、こまめ保湿剤を塗布することが有効です。
保湿剤の使い方
保湿剤の効果を最大限に発揮するためには、使い方にも工夫が必要です。
洗顔後や入浴後など、肌がまだ湿っている状態で保湿剤を使うと、肌の水分を閉じ込めて乾燥を防ぐことができます。
また、日中に乾燥を感じた場合は、適宜保湿剤を追加で塗ることで、肌の潤いを保つようにしましょう。
特に唇や口周りは、乾燥しやすいため、外出時にも携帯できるリップクリームなどを活用して保湿を徹底しましょう。
紫外線対策
イソトレチノイン服用中は、肌が紫外線に敏感になるため、紫外線対策も乾燥を防ぐために欠かせません。
紫外線は肌の乾燥をさらに悪化させるため、外出時には日焼け止めをしっかりと塗り、帽子や日傘を使用して紫外線を避けましょう。
紫外線による肌ダメージを防ぐことで、乾燥症状の悪化を抑えられます。
おすすめの保湿剤
乾燥対策に欠かせないのが、保湿剤の選び方です。
イソトレチノイン服用中には、皮脂の代わりとなる高保湿力のアイテムを選ぶことが重要です。
ここでは、イソトレチノインの副作用で起こる乾燥に特に効果的な保湿剤を紹介します。
ワセリン
ワセリンは、高い保湿力を持ち、乾燥した肌や唇の保湿に適しています。
無添加で肌に優しいため、敏感肌の方にも安心して使えます。特に、唇のひび割れを防ぐために、こまめに塗布することがおすすめです。
リップクリーム
リップクリームは、イソトレチノインの副作用で最も乾燥しやすい唇のケアに欠かせません。
保湿成分が豊富なものを選び、唇の潤いを保つようにしましょう。
こまめに塗り直すことで、ひび割れを防ぎます。
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は、保湿効果が非常に高く、肌の乾燥やかゆみを和らげる効果があります。
皮膚科で処方されることが多い保湿剤で、乾燥がひどい場合には医師に相談して処方してもらうと良いでしょう。
保湿剤とセットでイソトレチノインが購入できるクリニックを紹介
イソトレチノインの服用中には、乾燥対策のために適切な保湿剤の使用が欠かせません。
そこで、保湿剤とセットでイソトレチノインが購入できるクリニックを紹介します。
どちらもオンライン診療を実施しており、自宅から気軽に相談・処方が受けられます。
クリニックフォア
出典:クリニックフォア
イソトレチノインの料金 (ヒルドイド 後発品セット) |
20mg:12,793円 40mg:24,618円 ※重症度・体重に応じて、医師の診察のもとで用量が選択されます。 |
診療時間 | 7:00~24:00※土日祝日をはじめ日によって異なる場合がございます。 |
診察料(初診料・再診料) | 1,650円 |
薬の配送料 | 550円/回 |
詳細 | 公式サイト |
※公的医療保険が適用されない自由診療
※料金はすべて税込価格
クリニックフォアでは、オンライン診療でイソトレチノインの処方を行っています。
診療の際に乾燥対策に必要な保湿剤についても相談できるため、イソトレチノインの効果や注意点を含めた総合的なサポートを受けられます。
保湿剤とイソトレチノインのセット処方も可能ですので、乾燥対策をしながら治療を進めたい方におすすめです。
東京ミレニアルクリニック
出典:東京ミレニアルクリニック
イソトレチノイン20mgの料金 |
1ヶ月分:13,970円 3ヶ月分:39,815円(初月11,875円・2ヶ月目以降13,970円) 6ヶ月分:75,438円(初月5,588円・2ヶ月目以降13,970円) |
診療時間 | 7:00~24:00 |
診察料(初診料・再診料) | LINE追加24時間以内の予約で診察料無料(通常:1,650円) |
薬の配送料 | 550円/回 |
詳細 | 公式サイト |
※公的医療保険が適用されない自由診療
※料金はすべて税込価格
東京ミレニアルクリニックでは、スキンケアに関する知識が豊富な医師が在籍しており、乾燥に関する悩みに対して的確なアドバイスが受けられます。
保湿剤の選び方や使い方についても相談可能で、必要に応じてイソトレチノインと保湿剤をセットで処方してもらうことができます。
オンライン診療も実施しているため、遠方の方でも利用しやすいのが特徴です。
乾燥症状に関するよくある質問
乾燥は服用後いつから改善されるのか?
イソトレチノインの服用を中止すると、皮脂分泌が徐々に戻り、数ヶ月で乾燥症状が改善されるとされています。
ただし、個人差があるため、乾燥が長引く場合もあります。服用後も乾燥が続く場合には、継続的な保湿ケアを心がけましょう。
乾燥対策として他にできること
乾燥を防ぐためには保湿ケア以外にも注意が必要です。
特に、イソトレチノインの服用中は肌が紫外線に敏感になるため、日焼け止めを使用して紫外線を避けることが大切です。
また、過度な洗顔や刺激の強いスキンケア製品の使用を避け、肌に優しいケアを心がけましょう。
まとめ
イソトレチノインの服用中には、皮脂分泌の抑制による乾燥が起こりやすくなります。
乾燥は服用開始から数週間で始まることが多いため、早めの保湿ケアが重要です。
ワセリンやヒルドイドクリームなどの保湿アイテムを上手に活用し、日常的に肌の潤いを保つようにしましょう。
また、イソトレチノインの服用終了後も、肌の状態が安定するまでは保湿ケアを続けることが大切です。
乾燥が改善しない場合や気になる症状がある場合には、医師に相談してください。
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