アズノールうがい液はどこで買える？同じ成分の市販薬を紹介！

のどの炎症や口内トラブルに効果的なアズノールうがい液。

以前、医師に処方してもらい、その効果に満足して「もう一度使いたい」「市販で購入できないだろか」と思った方も少なくないでしょう。

本記事では、アズノールうがい液の購入方法、処方薬と市販薬の違い、さらに市販薬を選ぶ際のポイントについて詳しくご紹介します。

アズノールうがい液4％について

アズノールうがい液の有効成分は「アズレンスルホン酸ナトリウム」

アズノールうがい液の主成分はアズレンスルホン酸ナトリウムです。

この成分は抗炎症作用があり、喉や口内の炎症を鎮める効果があります。さらに、殺菌作用はないものの、炎症を抑えることで症状を和らげるのが特徴です。

アズノールうがい液の効果・副作用について

アズノールうがい液は、有効成分であるアズレンスルホン酸ナトリウムが、喉や口腔内の炎症を鎮めることで、咽頭炎や扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、さらには外傷などによる口腔創傷の症状緩和に役立ちます。

アズノールうがい液を正しく使うことで、口や喉の炎症や痛みを落ち着かせ、不快な状態を和らげることができます。

一方、副作用としては、まれに口腔内の軽い刺激感や一時的な味覚変化が報告されることがあります。

使用中に異常を感じた場合は、使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

アズノールうがい液の使い方

1回の使用量は、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物として約4～6㎎程度です。

目安として、

• 点滴式の場合：5～7滴ほど
• 噴霧式の場合：1回分押し切り分

になります。

この量を約100ml（コップ半分ほど）の水やぬるま湯に溶かし、よく混ぜてからうがいします。

うがいは1日数回おこなってください。

アズノールうがい液は市販や通販で購入できる？

医師から処方してもらうアズノールうがい液は、ドラッグストアやネット通販で購入することはできません。

医療用のアズノールうがい液を手に入れたい場合は、クリニックで診察を受けて処方してもらうか、零売薬局で購入する方法があります。

一方で、同じ有効成分（アズレンスルホン酸ナトリウム）を含む市販のうがい薬はOTC（一般用医薬品）として販売されています。

これらは、ドラッグストアやネット通販で購入でき、手軽に入手できる点が特徴です。

アズノールうがい液、処方薬と市販薬の違いについて

処方薬のアズノールうがい液と市販薬の違いは、成分濃度です。

成分濃度の違いからわかるように、処方薬のアズノールうがい液は、より重度な喉や口腔内の炎症に対応できるように設計されています。

一方で、市販で買えるアズレンうがい液は、軽い症状や日常的な予防ケアに適しており、手軽に利用できるのが特徴です。

市販で買える｜アズノールうがい液と同成分のOTC医薬品を紹介！

アズノールうがい液と似た市販薬を選ぶ際には、パッケージや成分表に「アズレン」の表記があるものを選びましょう。

また、症状が長引いたり強まったりする場合には、自己判断せずに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

ここからは、アズノールうがい液と同じ成分アズレンスルホン酸ナトリウムが配合されている市販薬を紹介します。

アズレンEうがい液

さわやかメントール味のうがい液

アズレンEうがい液は、お口やのどのはれを抑え、殺菌・消毒に効果的なうがい薬です。

抗炎症作用を持つアズレンスルホン酸ナトリウム水和物と、殺菌作用を発揮するセチルピリジニウム塩化物水和物のW処方で、のどの不快感やトラブルをしっかりケアします。

さわやかなメントール味で使いやすく、たっぷり約300回分使えるため経済的。さらに、便利な計量カップ付きで正確に使用できる点もおすすめです。

浅田飴AZうがい液

ウィルスなどによる口中・のどのはれに効くうがい薬

浅田飴AZうがい薬は、アズレンスルホン酸ナトリウム（水溶性アズレン）を配合し、ウイルスなどが原因の口内やのどのはれに効果を発揮するうがい薬です。

うがいすることで有効成分が直接のどや口内の粘膜に働きかけ、炎症を抑えて不快感を和らげます。

約250回分とたっぷり使えるため、風邪が流行する季節だけでなく、日常的なケアにも適しています。

パープルショットうがい薬F

持ち運びにも便利なスプレータイプ

スプレータイプのボトルを採用したうがい薬で、ワンプッシュで適量が出るよう設計されています。

50mLのコンパクトなサイズで、計量カップを使わずに手軽に使用できるため、外出時の携帯にも便利です。

アズショットのどスプレー

有効成分がのどの炎症部に直接作用

有効成分アズレンスルホン酸ナトリウムがのどの炎症部分に直接働きかけ、痛みや腫れの原因となる炎症を効果的に抑えます。

また、清涼成分のメントールを配合しており、スッキリとした爽快な使用感が特徴です。

アズノールうがい液に関するよくある質問

イソジンガーグル液との違いは？

アズノールうがい液は抗炎症作用がメインで殺菌作用はありません。

一方で、イソジンガーグル液は殺菌・消毒作用があるため、用途や目的が異なります。

アズノールうがい液は日常使いしてもよい？

軽い炎症や予防目的での使用は可能ですが、長期使用を避けるため、使用回数や期間については医師や薬剤師に相談してください。

アズノールうがい液を保険適用で処方してもらうには？

アズノールうがい液は、保険適用で処方されるためにはいくつかの適応病名があります。

具体的には、「咽頭炎」「扁桃炎」「口内炎」「急性歯肉炎」「舌炎」「口腔創傷」など、口内トラブル全般に広く適用されます。

ただし、アズノールうがい液のみを単独処方してもらう場合、保険が適用されないケースもあるため注意が必要です。

市販薬でみる「アズレン」は、アズノールと同じですか？

「アズレン」は成分名、「アズノール」は商品名として使われています。

市販薬では「アズレン」と記載されていることが多いため、購入時は成分表を確認してください。

妊娠中に使用してもよい？

アズノールうがい液は、主成分であるアズレンスルホン酸ナトリウムが局所的に作用するため、通常の使用方法であれば全身への影響はほとんどありません。

そのため、妊娠中でも使用可能とされています。ただし、妊娠中や授乳中の使用に関しては念のため事前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

まとめ

アズノールうがい液は、医師の診察を受けて処方してもらう必要がある処方薬です。

そのため、成分濃度が高く、咽頭炎や口内炎、口腔創傷など、重度な炎症や痛みに対応する効果が期待できます。

一方で、軽い症状や予防ケアには同じ有効成分（アズレンスルホン酸ナトリウム）を含む市販薬は、ドラッグストアやネット通販で手軽に購入することができます。

症状に応じて、喉や口腔内の炎症を効果的にケアしましょう。

参考資料

アズレンスルホン酸ナトリウム水和物│添付文書