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生え際の産毛が前兆?AGAの初期症状について解説

AGA(男性型脱毛症)は多くの男性に見られる進行性の脱毛症です。

初期症状を早く捉えて対策を始めることができれば、重度の薄毛になってしまう前にAGAの進行を抑えることができます。

この記事では、生え際の産毛がAGAの前兆であるのか、そしてAGAの初期症状について詳しく解説します。

生え際の産毛はAGAの前兆?

AGA治療生え際

生え際の産毛が増える現象は、AGAの前兆として考えられることが多いですが、それだけでAGAと断定することはできません。

その他の症状、如何に抜け毛が増加しているか、頭皮の状態、家族歴なども考慮する必要があります。

加えて、生え際の産毛が増加する原因は、AGAだけでなく、ストレスやホルモンバランスの乱れ、皮膚病など他の要因によるものも考えられます。

>>>【薄毛の種類】AGA以外の脱毛症についても解説

AGAによるヘアサイクルの変化と産毛の関係

AGAcheck

AGA(男性型脱毛症)の進行は、髪の毛のヘアサイクルに大きな影響を及ぼします。

この章では、AGAの進行に伴うヘアサイクルの変化と、それが産毛の増加にどのように関係しているのかを詳しく解説します。

髪の毛のヘアサイクルについて

髪の毛は、その生涯を通じて繰り返し成長と脱落を繰り返します。

この一連の流れを「ヘアサイクル」と言います。

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の大きく3つの段階から成り立っています。

成長期…髪の毛は積極的に成長する期間(通常2~6年続く)

退行期… 成長が停止し、毛髪が毛包から分離し始める期間。(約2~3週間続く)

休止期…毛髪が完全に毛包から離れ、新しい毛髪が成長を始める前の静止期。(約2~4ヶ月続く)

このヘアサイクルが正常に機能することで、私たちは一定の髪の毛のボリュームを維持できます。

AGAによるヘアサイクルの変化によって産毛が増える

AGAは、ヘアサイクルのバランスを乱す要因として知られています。

具体的には、AGAの影響を受けると、成長期が短くなり、休止期が早まる傾向があります。

これにより、髪が成熟する前に休止期に入ってしまい、結果として細く短い髪、すなわち「産毛」が増えることになります。

また、AGAの進行により、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変換される量が増加します。

DHTは、髪の毛の成長を妨げる作用があると言われており、これがヘアサイクルの変化の原因となると考えられています。

このように、AGAによるヘアサイクルの変化は、頭髪の質や量に影響を及ぼし、産毛の増加という形で現れることが多いのです。

AGAの初期症状

AGAは早期発見・早期治療が効果的な対策とされているため、初期症状を知っておくことは非常に重要です。

以下に、AGAの初期症状としてよく挙げられる特徴を詳しく解説します。

抜け毛の量が増える

一日に50本~100本程度の抜け毛は、健康な人でも自然な範囲とされています。

しかし、AGAの初期症状として、それ以上に抜け毛が増加します。

特に、シャンプーやブラッシング時の抜け毛が目立つようになった場合、注意が必要です。

髪の毛のハリやコシがなくなる

AGAの進行に伴い、髪の毛のハリやコシが失われることが多いです。

これは、髪の毛の太さが細くなることや、毛髪の成長サイクルが乱れることが原因となります。

触った感じが柔らかく、元気がないように感じられる場合、AGAの初期症状の可能性が考えられます。

以前より細く短い毛が増えた

AGAの進行により、ヘアサイクルが乱れ、正常に成長しきれない毛髪が増える傾向があります。

このため、頭髪全体が以前よりも細く、短い「産毛」のような髪の毛が増えてくることになります。

特に、生え際や頭頂部にこのような症状が現れる場合、AGAの可能性が高いです。

ボリュームがなくなり髪のセットがしづらくなる

頭髪のボリュームが減少することは、AGAの進行に伴う一般的な症状の一つです。

髪の毛の量が減ると、それまでのヘアスタイルが再現しづらくなったり、髪のセットが持続しづらくなることがあります。

特に、頭頂部のボリュームが減少することで、頭皮が透けて見えることも。

AGAの初期症状が現れたら早めの対策が大切

産毛の増加など、AGAの初期症状が現れた場合、早めの対策と治療が大切になります。

AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症なので、脱毛が進んでしまうほど回復は難しくなります。

そのため、初期症状を早く捉えて対策を始めることが、髪の健康を長く維持するための鍵となります。

>>>セルフチェックでAGA診断!薄毛が疑われる場合の対策を紹介

まとめ

生え際の産毛がAGAの前兆となることがありますが、確実に判断するには医師の診察が必要です。

初期症状が現れた場合は、早めの治療を受けることで、髪の毛の健康を維持することができます。

薄毛に悩んでいる方は、一度専門の医師に相談することをおすすめします。

 

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この記事を書いた人
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薬剤師 森 佑貴

ユウキ薬局代表。保険薬局で薬剤師として5年間勤務した後、零売専門薬局「ユウキ薬局」を開業。現場で薬剤師として勤務する傍ら、「一般の方向け」に「わかりやすく」お薬の情報を届けられるように記事を執筆しています。