アダパレンゲルは市販で購入できる？オンライン診療で処方を行うクリニックを紹介

ビタミンA誘導体と似たような作用を示す、ニキビ治療薬のアダパレンゲル。

この記事では、ニキビ治療薬アダパレンゲルの効果や副作用、市販薬があるのかなどについて詳しく解説します。

_{※本記事で紹介しているクリニックはPRを含みます。
※CLINIC FORの情報提供元：CLINIC FOR}

アダパレンゲルとは

アダパレンゲルとは、レチノイド（ビタミンA誘導体）様作用を持つ、ニキビ治療薬です。

皮脂の角化を抑えて皮脂詰まりを改善することで、ニキビ状態を改善します。

アダパレンゲルの特徴

アダパレンゲルの特徴としては、以下のことがあげられます。

• 非炎症性の白ニキビや黒ニキビ、急性炎症期の赤ニキビに使える
• ニキビ予防にも使える

アダパレンはレチノイン酸受容体に結合して、遺伝子転写促進化を誘導してレチノイド様作用を示すという作用機序を持っています。

皮脂の角化を抑えて、皮脂詰まりを改善するお薬です。

アダパレンゲルとディフェリンゲルの違いについて

アダパレンゲルは、ディフェリンゲルのジェネリック医薬品です。

ディフェリンゲルは、2008年にガルデルマ株式会社と塩野義製薬株式会社（現在はマルホ株式会社）で販売開始された、先発医薬品の商品名です。

アダパレンゲルは一般名で、ジェネリック医薬品の商品名にも使われています。

これは、後発品の商品名が「一般名＋製薬会社の名称」という形式で表記されることになっているためです。

どちらも有効成分がアダパレンのニキビ治療薬です。

アダパレンゲルの効果について

アダパレンゲルは皮脂や角質の詰まりが原因の「白ニキビ」、毛穴の黒ずみが目立つ「黒ニキビ」ができたり、悪化したりするのを防ぎます。

また、初期治療に使うことで、炎症を起こした「赤ニキビ」の悪化も防止します。

過酸化ベンゾイルやクリンダマイシンゲルのような抗菌薬の外用剤と併用すると、さらに効果を高めることも期待できます。

しかし、アダパレンゲルには、色素沈着や赤みのあるニキビ跡を治療する効果はありません。

アダパレンゲルで皮がむける？副作用について

アダパレンゲルの副作用としては、使用部位のヒリヒリ感や、皮がむけるなど肌荒れの症状があります。

第Ⅲ相臨床試験（評価対象544症例）では、副作用として、以下の皮膚症状が数多く報告されています。

• 乾燥 429 例（56.1%）
• 不快感 259 例（47.6%）
• 皮むけ 182 例（33.5%）
• 赤み・赤くなる119 例（21.9%）
• かゆみ 72 例（13.2%）

これらの副作用の多くが投与開始後 2 週間以内に現れたと報告されています。

副作用は通常、一過性です。使い続けて副作用は落ち着く場合は、そのままお使いください。ひどい場合は、使用を中止し、医師に相談するようにしましょう。

アダパレンゲルの使い方について

【使用回数・使用方法】

アダパレンゲルの塗り方は、1日1回、就寝前の洗顔後、適量を患部全体に広げるように使用します。

アダパレンゲルはとても乾燥しやすい薬なので、塗る前に化粧水や乳液などで保湿すると乾燥を防げます。

アダパレンゲルを使用中は、日光や日焼けランプなど、過度に紫外線にあたるのを避けてください。

【使用量】

顔全体に塗る場合、使用量の目安は1FTUです。

1FTUとは、大人の人差し指の先端から第一関節までに薬を乗せた量で、口径が5mm程度チューブ入り軟膏・クリームでは、1FTU＝約0.5gです。

特に最初の2週間は赤みや皮むけといった副作用が出やすいので、狭い範囲から始め、徐々に塗る範囲を広げるといいでしょう。

【使用期間】

治療開始後3ヵ月以内に症状が改善しない場合は、使用を中止します。

治療効果があり、副作用が悪化しない場合は長期間、連続して使用しても問題ありません。

アダパレンゲルは市販や通販で購入できる？

アダパレンゲルは薬局やドラッグストア、Amazon、楽天などの国内通販で購入することはできません。

処方箋なしで病院の薬を購入できる零売薬局でもアダパレンゲルの扱いはありません。

アダパレンゲルと同じ成分を配合した薬は市販でも通販でも扱いがないため、使用したい場合は医療機関を受診して処方を受ける必要があります。

個人輸入を利用した海外通販は危険

個人輸入を利用した海外通販サイトでアダパレンゲルが販売されていることがありますが、購入はおすすめできません。

海外から個人輸入した医薬品は、成分が過剰に含まれていたり、不純物が混入している可能性があるなど、様々な健康被害を引き起こすリスクがあります。

また、個人輸入された医薬品で健康被害が起きてしまっても公的な救済制度の対象外となってしまいます。

アダパレンゲルを購入したい場合は、医療機関を受診して処方を受けるようにしましょう。

アダパレンゲルの購入はニキビ治療のオンライン診療がおすすめ

「アダパレンゲルを使用したいけど、病院を受診するのに抵抗がある」

「仕事が忙しくてなかなか病院を受診できない」

このような方におすすめなのが、オンライン診療です。

オンライン診療であれば、自宅にいながら医師の診察を受けられ、処方された薬は自宅まで郵送されるので、薬局に行く手間もかかりません。

アダパレンゲルの取り扱いがあるオンライン診療クリニックを紹介

アダパレンゲルの取り扱いがあるオンライン診療対応のクリニックをご紹介します。

オンライン診療は、時間や場所に制約されずにスマホ一台で診察を受けられるので、通院が難しい方でも気軽に診察が受けられます。

クリニックフォア｜追加配送が利用可能

_{出典：クリニックフォア}

_{※公的医療保険が適用されない自由診療
※料金はすべて税込価格}

クリニックフォアグループは診療実績300万件以上

クリニックフォアは、300万件以上の診療実績のあるクリニックです。_{※2020年4月~2024年2月のオンライン診療実績（お薬の発送実績を含む）}

クリニックフォアでは、アダパレンゲル単剤だけでなく、ニキビの状態に合わせて内服薬と外用薬がセットになったプランも選択することができます。

クリニックフォアでは2回目以降は追加配送が選択可能

クリニックフォアのニキビ診療では、前回の診察で医師が処方した薬剤と同じ薬を希望する場合は、追加配送を利用することが可能です。

簡単な問診へのご記入と決済だけで薬の受け取りが可能で、診察料がかからないお得なサービスです。

※抗生物質やイソトレチノインなど毎回診察を必要としている薬剤については追加配送を利用できません。

アダパレンゲルについてよくある質問

アダパレンゲルの効果はいつから？

効果がいつからでるかについて、はっきりしたデータはありません。

赤みや皮むけなどの症状が出なければ、まず2週間は外用を継続してください。

効果を実感できた場合は、3ヵ月間くらい続けると、さらに効果を期待できます。

ダラシンTゲル（クリンダマイシンゲル）やゼピアックスと併用する際の塗る順番は？

ダラシンTゲル（クリンダマイシンゲル）やゼピアックスは外用抗菌薬と呼ばれるお薬です。

外用抗菌薬は、最後に塗るようにしましょう。

ニキビ用外用薬は、基本的に重ねて塗っても問題ありません。

塗る順番は「塗る範囲が広いものから順に」が基本です。

アダパレンゲルとベピオゲルの違いは？

どちらもニキビ治療薬ですが、作用機序（作用の示し方）が違います。

アダパレンはレチノイド様作用で、皮脂の角化を抑えて、皮脂詰まりを改善するお薬です。

一方、ベピオゲルは、「アクネ菌（C. acnes）」などニキビの原因菌に抗菌作用を示し、ピーリング作用（角層剥離作用）で、角化や皮脂詰まりをなくします。

アダパレンゲルは妊娠中も使用できますか？

妊婦または妊娠している可能性のある女性は使用できません。

妊娠した場合や妊娠が予想される場合は医師に知らせましょう。

動物実験（ラット、ウサギ）で、経皮投与（皮膚への塗布）で過剰肋骨の発生頻度増加が、経口投与（内服）で催奇形作用が報告されています。

まとめ

アダパレンゲルは、皮脂の角化を抑えて、皮脂詰まりを改善するニキビ治療薬です。

白ニキビや黒ニキビの改善だけでなく、初期治療に使うことで赤ニキビの悪化も防止します。

アダパレンゲルと同じ成分を配合した薬は市販でも通販でも扱いがないため、使用したい場合は医療機関を受診するようにしましょう。

アダパレンゲルはオンライン診療を利用して処方が受けられます。

オンライン診療は、時間や場所に制約されずにスマホ一台で診察を受けられるので、通院が難しい方でも気軽に診察が受けられます。

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参考資料

添付文書｜ディフェリンゲル