マーベロンとトリキュラー、ニキビに効くのはどっち？

最終更新 : 2024.06.15

低用量ピルは、生理痛やPMS改善はもちろん、ニキビにも効果が期待できるお薬です。

この記事では、マーベロンとトリキュラーがなぜニキビに効果的なのか？

どちらを選べばよいのか？わかりやすく解説していきます。

マーベロンとトリキュラーは、どっちがニキビに効果的？

結論からお伝えすると、マーベロンとトリキュラーどちらもニキビ改善の効果が期待できる低用量ピルです。

マーベロンは、トリキュラーと比べると男性ホルモン作用が抑えられているので、まずはマーベロンから試してみるとよいでしょう。

効果には個人差があります。

改善されなかった場合は、トリキュラーへの変更を検討しましょう。

医師と相談しながら、ご自身に合った低用量ピルを探すことが大切です。

ニキビ低用量ピルマーベロントリキュラー

低用量ピルがニキビに効く理由は、主にホルモンの調節に関係しています。

ニキビの発生や悪化は皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりが原因になっていることが多いです。

ピルがニキビに効果的と言われているのは、ピルに配合されているエストロゲン（女性ホルモン）がアンドロゲン（男性ホルモン）を抑えるからです。

ただし、すべての低用量ピルがアンドロゲンを抑えるわけではありません。

低用量ピルには、エストロゲン（卵胞ホルモン）とプロエストロゲン（黄体ホルモン）が配合されています。

黄体ホルモンの種類は、第一世代から第四世代に分類されます。

その中でも、第三世代と第四世代がアンドロゲン（男性ホルモン）の活性が抑えられています。

わかりやすいように、第一世代～第四世代まで表にまとめました。

世代	黄体ホルモンの種類	くすりの名前
第一世代	ノルエチステロン	ルナベルLD/ULD フリウェルLD/ULD シンフェーズ
第二世代	レボノルゲストレル	トリキュラーラベルフィーユアンジュジェミーナ
☆第三世代	デソゲストレル	マーベロンファボワール
☆第四世代	ドロスピレノン	ヤーズヤーズフレックス

☆第三世代と第四世代がアンドロゲン（男性ホルモン）が抑えられています。

すべてのピルがニキビ改善に効果的というわけではないことを覚えておきましょう。

ピルの種類	マーベロン	トリキュラー
相性	1相性	3相性
世代	第三世代	第2世代
黄体ホルモン	デソゲストレル	レボノルゲストレル
特徴	・ニキビ、肌荒れに効果的・実薬に含まれるホルモン量が一定のため飲み間違いがない	・実薬のホルモン配合量が3段階に変動する・自然な生理周期のホルモン変動になるため不正出血が起こりにくい

どちらも低用量ピルなので、基本的な効果は一緒です。

マーベロン、トリキュラーの主な効果は、避妊、生理痛、月経量、PMS、月経不順の改善です。

それぞれの特徴を踏まえて医師と相談しながら服用してみてください。

オンライン診療クリニックは、ご自宅にいながら医師の診察をうけ、自宅でピルを受け取ることができます。

マーベロン、トリキュラーの取り扱いがあるオンラインクリニックをまとめました。